今日は現在の行き詰まった状況を打破するべく、
取っておきのネタを披露致します♪
『若鷹正のすべらない話』
第1話です。
あれは、2~3年程前のお話・・・
大学の友人、後輩としこたま飲んだ僕は、
大学の友人の草野クン人形さんと
大学の後輩(歳は一緒)のひげダンスさんの三人で、
大学の友人のメリーさんのお家に泊まりに行きました。
メリーさんも一緒に飲んでいたんですが、
あの人は歳をわきまえず、学生ペースで飲むので、
いつも酔っ払って大変です・・・最近は僕もそうです。
メリーさん家へ行く途中、
コンビニに立ち寄りました。
僕はどうしても
『ペヤングソースヤキソバ』
が食べたくなり購入。
メリーさんは
「うまいトムヤムクンがあるんだよ♪お前らも絶対買った方がいいよ!!」
とかごちゃごちゃ言いながら、カップのトムヤムクンを買っています。
かなりしつこく奨めていました。
僕は嫌いではないですが、
トムヤムクンなんていうアクの強いもの、
無理矢理奨められても・・・酔っ払ってるから困ったものです。
各自、好きなものを購入し
メリーさん家に到着。
初めての訪問なので、とりあえずは
ピンポン連打♪
これで目が覚めるでしょう、メリーさん♪
怒られつつメリーさんの部屋に入室。
まあ、よくある男性の部屋ってかんじです。
ふとんは敷きっぱです。
そして、早速3人は度肝を抜かれます・・・
枕にTシャツを被せてあります♪
理由をメリーさんに聞くと、
メリー「いや、あれやねん・・・」
何だよ・・・
一度も関西に行ったこと無いくせに、
酔っ払うと関西弁を使い始めるメリーさん・・・いつもの調子です・・・
一番関西人に嫌われるパターンです♪
メリーさんは続けます・・・
メリー「ほら、あれや、
かわいいやろ♪」
かわいくしたいなら、かわいい枕カバーを買いましょう♪
そんなこんなで一段落したところで、
お待ちかね『ペヤング』を頂くとしますか。
若鷹正「メリーさん、お湯ある?」
メリーさん「おう!あるよ!まかせとけって、俺が作ってやるよ♪」
ノリノリです・・・
一種の不安にかられながらも、
面倒くさいのは嫌いなので、
お任せしました。
メリーさんはペヤングの袋を開け、
かやくを麺の下に敷いてます・・・
ここでワンポイントレッスン♪**********
カップヤキソバを作るときは、
かやくを上にふりかけるとふたに取り付いたり
湯きり口に引っかかって面倒なので、
麺の下に敷きましょう。by若鷹正
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なかなか順調に作っています。
ポットのお湯を注ぐメリーさん・・・
ジャーーーー・・・
ゴパッ、ジョパッ、ジョパジュパッ・・・
・・・まさか
メリー「すまん、お湯無くなったわ。」
ああ?それは困るぜメリーさん!!
だから、先にお湯はあるか聞いただろ?
なぜ、その時にちゃんと確認しないんだよ!!
メリー「わりい、わりい、今から沸かすから♪」
若鷹正「おま・・・このお湯が半分入った「ぺヤング」はどうすんだよ!!」
メリー「だから、今沸かすから、ちょっとまっとき♪」
そう言いながらやかんでお湯を沸かし始めます。
メリー「ちょっと待っとってや、すぐ沸くよ♪」
すぐ沸くとかそういう問題じゃないだろ・・・
そうしている間に、
「ぺヤング」の下半分がみるみるふやけていきます。
そして、お湯が沸くころには、
お湯は完全に吸い取られ、
下半分はべちゃべちゃに・・・上半分はそこそこふやふやになり、
「ペヤング」のカップからあふれんばかりです。
カップヤキソバってお湯入れたままほっとくと増えるんですね♪
若鷹正「お前これどうすんだよ・・・もうお湯いいからこのまま作るよ。付属のソースは?」
メリー「おっけい!えーっとソースは・・・」
おっけいじゃねえよ・・・
早くソースをよこしやがれ・・・
メリー「あれソースがねえ、どこやったかな・・・」
おいおい、なんだよそれ・・・
メリー「みつからねえから・・・
ブルドッグソースでいいかな?」
よくないです♪
よくねえけど・・・ほんとにねえのかよ・・・
はあ、もうなんでもいいよ・・・ソースをくれ。
メリー「おっけい!ブルドッグソースは冷蔵庫にあるから出してくれ♪」
おっけいじゃねえっつってんだろ・・・
・・・はいはい冷蔵庫ね・・・
冷蔵庫を見ると、そこにブルドッグソースはありません。
若鷹正「ねえよ、ブルドッグソース。」
メリー「んな、わけねえよ・・・ここに・・・ないね・・・。あれ?」
探し続けるメリー、そして、
メリー「お前、ブルドッグソース隠したやろ!!」
隠すか、ボケナス!!
若鷹正「なんで俺がこの状況で、ブルドッグソースを隠すんだよ!!」
メリー「だよな・・・」
若鷹正「あたりまえだ!!」
メリー「ほんとに隠してないんだな?」
疑うなよ・・・
若鷹正「しつこいねお前も、隠してねえよ・・・」
メリー「そうかあ・・・だよなあ・・・実はさあ・・・
ちょっと前に泥棒に入られたみたいなんだよね・・・
その時に盗られたかもしれん・・・」
盗りません♪
泥棒さんはブルドッグソースは盗りません・・・
スーパーの万引きじゃねえんだからさあ、盗らないよ・・・
それ泥棒さんに言ったら怒られるよ?
警察「お前が盗ったんだろ・・・
ブルドッグソース!!」
おかしいでしょ?
若鷹正「泥棒はブルドッグソース盗らねえだろ・・・他に何か盗られたのか?」」
メリー「いや特に何もないけど・・・」
じゃあ、気のせいだろうよ・・・
メリー「だってよぅ、帰ってきたら・・・
ベランダの鍵開いてたんだよ・・・」
お宅が閉め忘れたんだね♪
もういいから、ソースをくれ・・・
そう思いつつ台所に行き、シンクの中に「ペヤング」のふたがあったので、
それをどかすと、ペヤングのソースの粉が出てきました。
・・・あるじゃん。
メリー「おお、そんなとこにあったのか、すまんすまん♪」
お前、悪いと思ってねえだろ・・・
そのころ、「ペヤング」はふやふやで冷え切ってます。
若鷹正「もういいよ、もう食わねえよ・・・」
メリー「そうか、わりいな♪」
だから、お前、悪いと思ってないんだろ?
「ペヤング」はあきらめました・・・
最初から自分で作るべきでした。
メリーさんは、さっき沸かしたお湯でトムヤムクンを作っています。
メリー「このトムヤムクンがうめえんだって!!お前も食いたいか?」
俺が食いたいのは「ペヤング」です・・・
若鷹正「いいよ、いらねえよ・・・」
メリー「そうか、うまいのに・・・」
そう言いつつ、お湯を入れたトムヤムクンを机に置いて、
メリーさんはトイレに行きました。
僕は一矢報いてやろうと、
奴のトムヤムクンに「ペヤング」の麺をぶちこんでやりました。
へっへっへ、あいつの驚く顔が楽しみだ♪
3人で彼を待ちます。
メリーさんが戻ってきました。
メリー「へっへー!!これうまいんだぞー♪」
そう言いながら、トムヤムクンのスープをすするメリーさん。
メリー「うめえ!!やっぱりうめえよ。」
そして、具を口に運びます・・・
ペヤングの麺も口に運びます・・・そこで一言!!
「そう!この麺がうまいんだよ♪」
はうっ!そっそんなバカな!!
その麺は・・・ペヤングだぞ?
お前が大好きなトムヤムクンにペヤングは入ってないはずだ!!
飲んでいたビール(まだ飲んでいた)が鼻から出そうになりながら、
若鷹正「そっ、それ、ペヤングの麺だけど・・・」
メリー「ああ、そうなんや、これがうめえんだよ♪」
そうなんやって・・・わかってないでしょ♪
そして、メリーさんはトムヤムクンを満足気に食べ干しました。
まあ、喜んでもらえたならそれでいいですよ。
翌日、その話をすると・・・
メリー「ああ、そんなことがあったんだ・・・だから、ペヤングが机の上にあるんだ。全然覚えてねえよ♪」
無意識ですか・・・
彼の行動は我々にとっては完全に、
想定の範囲外でした♪